2009年7月アーカイブ

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実に46年ぶりに日本国内で皆既日食が見られるとあって、世間、いやアジア、世界中では日食お祭りムードになっている。

地球上で一番長い時間見られるというトカラ列島の悪石島では、ちょっと前に「別に!」発言をぶちかました悪態女優も来るとあって、島あげての歓迎ムードになっているらしい。

しかし残念ながら、しゅわんつの村でも朝から雨降りで、日食が始まる時刻になっても「どよよ〜ん」と灰色の雲におおわれて、まさに悪、悪続きにとどめの悪天候!

「別に〜、見えなくても仕方ないや〜」とあきらめかけたその時です。
にわかに風が吹き出してきました。
最大時刻をすこし過ぎた午前11時15分頃、わずかな雲の切れ間から日食の太陽が、ひょこりと顔をのぞかせました。
まるで三日月だったけど、肉眼でもしっかりと見ることができたよ!

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いやはや、念願の訪問者がやってきた。
真夏の昼下がり、窓を全開にした我が家のオープンカフェ?に飛び込んできてしまった輩なのである。

トンボさんはこれまでにも「オニさん」や「ギンちゃん」もやってきてくれたが、君、君、キミが来てくれるのを待っていたんだよ、シオカラ君!

そういえば、今は昔、この何とも言えない鮮やかなブルーのトンボにしゅわんつ少年はすごくあこがれていた記憶がよみがえってきた。
友だちがみんなオニヤンマにあこがれていたのに対し、何とも通好みのマニアックな変わり者のクソガキだったのだろうな〜。

まあ、昔も今も変わりませんが・・・
ふと、キッチンの方から「今はジジクソじゃん」という妻の言葉が聞こえた。

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小学生の頃「ウルトラセブン」が好きだった。
ウルトラマンより直線的で、しかもモロボシ・ダンが変身する時の"メガネ"との頭の上の"ブーメラン"みたいなものがカッコ良かった。

時を同じくして70年代初め、昆虫少年だったしゅわんつ隊員、当時のカミキリムシといえばこの「ルリボシ隊員」がほとんどだったのである。

山小屋とキャンプ場で育ったしゅわんつ隊員は、いつも身近に「薪」がある生活を送っていた。
薪割りをして、炊事用やキャンプファイヤーのために薪の長さ(クル)を揃えて積みあげてあったのだ。
そこにやってくる常連さんが、まさにこの"ルリボシカミキリ"だった。
「キュー、キュー」と鳴きながら、シオカラトンボと同じ、あの美しいブルーに心ときめかせたしゅわんつ少年だった。

今、感謝を込めて「瑠璃☆ブルー」なんて漢字で表現させていただこうかな!