11月5日(水)、来週の雲取山ツアーガイドのための下見に出かけた。
日帰りだが小袖から山頂を経て山荘から東の巻き道を通り、七ッ石経由で下ってきた。
つまり、今年6月の千本ツツジ巡視、8月のサオラ越え、先月の三峰巡視とあわせて雲取周辺の道は再びすべて走破したことになる。
それに今回は特別な思いもあったのだ。
実は先月の23日(木)に天国へ旅立ってしまった親父の遺影を胸に、初めての親子での雲取山行となったのだ。
黒川エリア、泉水エリアを専門として、山菜やきのこ採りにはよく二人で出かけたが、最後まで一緒に登山というものはしなかった。
葬儀の時、住職が諷誦文の中で鎌仙人こと富田さんのことや雲取山荘のことも詠まれたため「どうせ行くなら一緒に行こうぜ!」と誘ったのだ。
親父も若い頃にはよく通ったであろう七ッ石小屋や奥多摩小屋、今は無き片倉小屋跡への道、祭典で賭博が公然と行われたという堂所。
新しくなってからは見ていないであろう山頂の避難小屋や雲取山荘、そしてモノレールの終点駅も見せてあげた。
「ダンシングツリー」も「鹿さんツリー」も健在で、現在のガイドトークで案内してあげたが、満足できただろうか。