新たな魅力発見、丹波のジャガイモ!

投稿者: | 2009年11月2日

11月2日(月)、丹波山の山村文化・再発見の夕べ講演会が開催されました。
「文化論から見た丹波山村丹波山村研究・回顧10年」と題し、筑波大学の小口千明教授からの講演と、農村工学研究所清水克志研究員から「丹波山村のジャガイモ在来食文化・再考」の講演を聞くことができました。

丹波山村特産品のジャガイモといえば、道の駅名物「野菜コロッケ」、美味しいですよね~。
コロッケは”男爵イモ”で作るんですね~。人生いろいろ、おイモもいろいろ。
丹波山では他にも”ツヤイモ”と”アカイモ”と呼ばれるおイモがあります。
ごく普通に耕作され食べられていますが、全国的に見ると非常に価値のある”丹波山在来種”のおイモなんだそうですよ。

その「ツヤイモ」の由来は、奥多摩町の”ツヤ婆さん”から種イモを譲り受けて丹波山に伝わったと云われていますが、はたしてどうなんでしょうか?
また、「アカイモ」は別名「落合イモ」とも呼ばれ、甲州市落合地区から丹波山村の杉奈久保に伝わったと云われています。
しかしこのアカイモ、本家本元の落合地区では、既に耕作されておらず、途絶えてしまっているそうです。

この丹波山在来種の”ツヤイモ”と”アカイモ”、どちらも丹波山村の歴史と文化が生んだ貴重な地域資源です。
ぜひとも地域活性化のために活用し、さらに生活文化と食文化を継承し、未来に残していきたいですね。
こんなに夢のあるおイモを、先祖代々、絶やさず守り育て続けてくれた丹波山村の農家の方々の努力の賜物です。
感謝しなければなりませんね。

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