1月14日(木)、お松焼きが行われました。
全国各地に「どんど焼き」とか「どんどん焼き」と呼ばれているものもありますが、丹波山は「お松焼き」と呼んでいます。
というのも、7日の「お松引き」で集められたお松様を焚き上げるから「お松焼き」なのです。
いわゆる門松送りの「お松引き」と、お焚き上げの「お松焼き」・・・、これで丹波山のお正月が終わります。
一昨日降った雪で、あたり一面は白銀の世界。夕方5時頃、道祖神の行灯にろうそくの炎が灯され、お松様にも火が入れられました。
無病息災、この煙にあたると風邪は引かないし、この炎で書初めを燃やし高く上がるほど字が上手になるし、炭(おきれ)でだんごを焼いて食べると病気しないし・・・、とにかく何でも良いことだらけの「お松焼き」なんです。
だから丹波山村民には「元気で良い人」がそろっているのですかね?
さらに小正月には、各家の玄関先に強面の男女一対のコケシみたいなものが現れます。
これは「門道神」一般的に「どうしん」とか「おっかぞ」と呼ばれていますが、いわゆる魔除けのお飾りなのです。
ちゃんと1日3食のお供えがされて、この旅館の門道神の頭には、美味しそうな手打ちそばが供えられていました。